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暴力論31 暴力を防ぐために暴力をふるうことの問題

 暴力をふるう人、ふるおうというそぶりをみせる人、暴力を背景に威嚇や脅迫をしてくる人。そんな人たちとかかわってしまったときにどうすればいいのでしょうか。

 一番重要なのは、相手の価値観や思惑にまきこまれないことだと私は考えます。
 暴力が手段として有効だと考えている人たちは、対人関係を強者と弱者、加害者と被害者という上下軸で考えることしかできません。
 対する私たちも、相手にやられるかやりかえすか、どちらが上位に立つかなどと考え出した時点で、既に暴力的な関係性を肯定してしまっているのです。
 暴力に屈して相手のいいなりになるのもおかしいのですが、逆に反撃を加えて相手をやりこめてしまうのもまちがいです。
 そんなやり方では相手は「暴力勝負で自分が負けた」とは考えても、最初に暴力に訴えたことが間違いだったとは思いません。それどころか、「弱いやつは強いやつのいいなりになるしかない」という信条を強化されるだけです。
 あなたにぶちのめされた「悪党」は、仕返しのためにもっと強い手段を手に入れようとするか、自分より弱い人をみつけて虐げるかでしょう。

 最終目標は加害を試みる人に「ここで暴力をふるったり脅したりしても自分に得はない」と理解してもらうことと、「他の方法をとったほうが自分の被害をとりもどせそうだ」と感じてもらうことです。
 そのためには相手がこうむったと感じている被害について冷静に話を聞き、一緒に対処を考える姿勢が必要になります。
 上下関係はどちらが上になっても後で問題を残します。どちらかが自分の言い分を全面的に通しても何も解決しません。対等の関係でお互いの利害について話し合うこと、暴力は手段として否定するが、その目的については別の方法で解決をはかることが基本でしょう。

 もちろん、自分中心の考えに凝り固まっている人、暴力以外の手段を知らない人、衝動的攻撃的で考えるよりさきに手のでる人はいくらでもいます。だからといって、そういった人たちを排除するとか制裁するとかいった方法では、うまくいかない考え方や行動パターンの修整はできません。
 被害者を増やさないために最低限の防衛は必要でしょうが、そこには「防衛のための先制攻撃」とか「反対勢力の根絶」とか「二度と逆らう気がおきないようにぶちのめしておく」とか「被害者の苦しみを自分で味わえばいい」といった考えは決して混じってはいけないのです。

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